牛の品種(和牛/交雑牛/乳牛)

牛って、白黒のまだら模様とか・・・黒い牛も、茶色も見たことあるかも。
和牛とか乳牛とかいろいろあるけど、どんな種類に分かれてるの?

品種で区別するなら、大きく分けて3種類になるんだ。
牛の種類は主に3種類
国内で食用とされる牛は、主に3種類に分けられます。
1.和牛
和牛とは、日本固有の遺伝子を持つ4つの品種(黒毛和種、褐毛和種、無角和種、日本短角種)を指します。
特に代表的なのは黒毛和種で、霜降りの美しい肉質で知られています。
和牛の特徴
- きめ細やかな霜降り(脂肪交雑)
- 柔らかく、とろけるような食感
- 上質な風味と甘みのある脂
- 遺伝的な品質管理の徹底
和牛といっても様々なブランドがあり特徴もそれぞれですが、総じて最も高級な牛肉として扱われます。
2.交雑種
和牛(主に黒毛和種の雄)と乳用牛(主にホルスタイン種の雌)を交配させて生まれた牛のことを指します。交雑種は「F1」ともいいます。
交雑牛の特徴
- 和牛と乳用牛の特徴を併せ持つ
- 和牛より価格が手頃
- 適度な霜降りと肉の旨味
- 和牛より赤身が多い傾向
交雑牛は、和牛の血統を50%持つため程よい霜降りが入り、体格は乳用種の特徴を受け継ぎ和牛よりもやや大きいです。価格と品質のバランスが良く、ブランド化している地域もあります。
3.乳用種
乳用種は、主に乳生産を目的として改良された牛の品種です。日本では主にホルスタイン種が飼育されています。
乳用種の特徴
- 乳生産に適した体型と体質
- 赤身が多く、脂肪が少ない肉質
- 主に乳製品の生産に使用され、肉は副産物として活用
乳用種は、成牛になってから数年間は牛乳を搾ります。その役割を終えた後、肉用として利用されます。
また、雄牛はお乳を出しませんので、ある程度大きくなった段階で肉用となります。
乳用種の牛肉は、和牛や交雑牛と比べると価格が手頃で、赤身肉として利用されています。特に加工品や料理の具材として広く使用されています。
このほか、牛の用途から「肉用牛」と「乳用牛」といった分け方もあります。
じゃあ「国産牛」って...なんだろう?

スーパーのお肉売り場に行ったら「国産牛」って書いてあったよ。
あれは和牛なの?それとも乳牛?

国産牛だから日本国内産なんだけど、品種はだいたいホルスタインなんだ。
3種類の牛を小売価格が高い順に並べると、和牛>交雑種>乳用種(ホルスタイン等)となります。 となれば、お店としては和牛や交雑牛はその通り書きたいですよね。高く売れるわけですから。ではホルスタインは何も書かなくていいような気もしますが、そこにはもう一つのライバルが存在します。それは「輸入牛肉」です。
もし同じ価格・同じような肉質で国産品と輸入品が置いてあったら、やっぱり国産品を買いたくなりますよね。
つまり、ホルスタインと書いてしまうと価格だけの勝負になってしまいますが、国産品と書くことで価値を提供できるのです。

あと、和牛にはブランド名のシールが貼ってあることが多いね
交雑牛を生産するのはなぜ?

日本で食べている牛は、和牛・交雑種・乳用種がいるということだね。
和牛はお肉のために、乳用種はもともと牛乳を搾るために育てているというのは分かるんだけど、交雑種を生産するのはどうして?お肉用ならより価値の高い和牛を育てたほうがいいんじゃないのかな?

なぜ和牛よりも価格が手頃な交雑種を育てるのか、不思議だよね。
もちろん理由があるんだが、それは次回説明することにしよう。
